Unforgiving Reality
2022年6月リリース。フルアルバムの10作目。この年の2月にロシアのウクライナ侵攻があり、この一方的な侵略行為に怖くなった。アルバムタイトルは英語になっていないと思うが、許せない、許容し、理解できない真実という意味で考えた。
悲しいトーンで覆われる中、ノイズだったり、声だったり、あるいは打楽器の音だったり、全体的に激しい感情がそれを打ちこわしていく。なんとなく希望を感じさせるトラックも欲しかったがそれを表現できなかった。
エレクトロニカに影響を受け続けている中、手持ちシンセの音作りを試行錯誤し、自分の音を探しているうちに、灯台下暗しでLogic Pro XのAlchemyというサンプリングをベースとしたシンセが気に入り多用した。とにかくプリセットが豊富で、どのトラックのどこかしらに見え隠れする。これほどソフトシンセを多用したのは初めてだ。