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カセットテープをめぐるお話-その2

話はちょっと脱線するが、しばらく前に熱心に「断捨離」に取り組んだことがある。断捨離は思ったようにはいかなかったが、過程で、なんとも言えないテンションの高まりを感じた。とっくに忘れかけた記憶の断片の数々を手繰り寄せながら、30年40年前のことを思い出せると、なんとも言えない幸せな気持ちになったことを覚えている。その最たるものが、カセットテープで、古いものは中学生時代のエアチェックしたものまで出てきた。その多くは(テープの劣化もあり)捨ててしまったが、残せるものは大切に保管し今でも聴いている。

古いものに出会えたときに得られるテンションの高まり。これは、いったいなんだと調べていると、認知症の心理療法のひとつ「回想法」という言葉にであった。

「回想法とは、昔の懐かしい写真や音楽、昔使っていた馴染み深い家庭用品などを見たり、触れたりしながら、昔の経験や思い出を語り合う一種の心理療法です。 1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱し、認知症の方へのアプロ―チとして注目されています。」で、その効果は、

「認知症の方は、最近の記憶を保つことは困難ですが、昔の記憶は保持されています。昔のことを思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすることで脳が活性化し、活動性・自発性・集中力の向上や自発語の増加が促され、認知症の進行の予防となります。また、昔の思い出に浸り、お互いに語り合う時間を持つことで精神的な安定がもたらされます。」

「共有の話題を楽しむ仲間と過ごすと不安や孤独感が和らぎ、自分の話を聞いてもらえているという満足感も得られるので、高齢者に多いうつ症状の改善・予防にもなります。グループの対象者同士のコミュニケーションの促進や、高齢者の方の人生や考え方を実施者が知り、日頃の介護に活かすこともできるでしょう。」

公益財団法人長寿科学振興財団ホームページ

僕はまだ認知症ではないと思うが(ちなみに明日9月21日はアルツハイマーデー)、カセットテープに昔好きだったアーティストの曲やアルバムを録音して聴くという行為がもたらす高揚感は体に、特に脳に良い効果をもたらすことがわかったので、しばらく続けてみよう。なんてことを考えながら、昨日録音した大瀧詠一ファーストを聴いている。

カセットテープをめぐるお話-その1

アナログレコードを聴くには録音という行為が生じない。形になったものを借りるか買うしかない(違うという人はプロの音楽家か相当の金持ちだ)。今、僕の楽しみは埃をかぶった昔買い求めたCDをあえてカセットテープに録音して聴くことだ。まだ始めたばかりだが、大昔から集めたCDからまず何をテープに改めて録音するか?というステップがある。どんな音だったけ、どんなギターを弾いていたっけ、結局このグループは今何をしているんだろう、とどめは、買ったときの自分は何をしていたのだろうかとかとか、そのセレクションには相当の時間を要する。この懐古的な行為が高齢者の脳にとてつもなくいい影響を与えるといつかの新聞に書いてあった。カセットテープから広がる、そんなこんなのお話をしていきたい。

アナログ

最近、ビニールとかカセットとかに惹かれいて、ついついポチってしまう。なんでだろうと考えたところ、単にアナログの音に惹かれているんじゃないとの結論に至った。LPレコードにしてもカセットにしても、取り出してセットして身構えて聴くという行為が魅力的なんだと思った。要は、サブスク、ストリーミングだとかYOUTUBEみたいな飛ばして飛ばして、結局何を聴いたのかが残らない繰り返しに辟易してたのだろう。今年残り2ヶ月は、自分の曲をまずはカセットにしてみようと目論んでいる。でも、これが実に時間がかかることもわかった。

最近の愛聴カセットLed Zeppelin Remasters、1990年にロンドンで買い求めたものらしい。CDが普及していた当時どうやって聴いていたのだろう?